modela 工法紹介

初出:2005/4/5   更新:2008/3/8

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MODELA mdx-15 を使った工作の一手法をご紹介します。
管理人の備忘録的なページですので、解りにくい点はご容赦を。

なお、記載された内容は、いっさい無保証です。
説明を読んで完全に理解できる人だけ、自己責任で試してみて下さい。

 

こんな形状のパーツを作ってみます。
CADソフトとして使っているメタセコイアの画面です。

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メタセコイア上で、モデリングしたパーツを元に
ゴム型の雌型を設計します。

左右対象の部品だったため
一回の注型で二個いっぺんに出来る造りにしました。

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出来上がったdataを「mqo」形式と「dxf」形式でそれぞれ保存。
Roland DG製のCAMツール「MODELA Player4(以下MP4) ※RSP-033に収録
で「dxf」形式のファイルを読み込みます。
MP4で切削工程を組み立てます。

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モデリングワックスを材料にして
「荒削り」「仕上げ彫り」の工程を実行します。
このワックス型が、ゴム型の雌型になります。

合わせ型の境界面精度(ピッタリ感)を高めるため
切削には、先端が平らなスクエア型のエンドミル(刃)を使用しました。

※ゴム型の雌型↓
模型用語一般で言う、ゴム型複製用の「反転母型」と同じ物です。
でもこの工法だと、ゴム型のほうが反転型にあたる訳ですが......

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ワックス型にシリコンゴムを流してゴム型を作ります。

二回行い、ゴム型を二個製作。
これを合わせて両面型とします。

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今回の形状にはエンドミル(刃)が入らない箇所にディティールが有ります。
これをフォローするため、ゴム型の中にゴム型を "入れ子" にする
「寄せ型」の手法を使いました。
画像はメタセコイア上で見た寄せ型の状態です。

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上のdataでワックスを切削。シリコンゴムを流して寄せ型を作りました。

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メインの合わせ型に寄せ型をハメ込んだところです。
これに無発泡ウレタンを流します。

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無発泡ウレタンが硬化し、dataだったパーツが実体化しました。
ヤター!

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様々なパーツを組み合わせて、ロボ組み立て完了。
オツカレサマデシタ。

↑このロボですが、切削コンテストに応募したら賞をいただいてしまいました。
有り難いことです。 (2006/10 追記)

http://www.modelingr.co.jp/campaign/photocontest_200608.html

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オマケ
宇宙建機プラズマシーンZ
出来上がりまでの道のり

 

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